ケミカルビーリングの理論 あれこれ
剥がすといえばケミカルピーリングです。これは化学薬品(chemical :ケミカル)を使って、「剥ぐ」(peel)から来ています。
ケミカルビーリングの理論は、グリコール酸 (GA)等のピーリング剤が皮膚を表面から化
学的に溶かし、皮膚が自然に回復する力を利用して、皮膚の再生を促進し若返らせる方法です。
ケミカルビーリングは本当に皮膚を剥がしているのでしょうか?
三次元皮膚モデルやヒトの皮膚を使った研究では、GA施術直後に角層はほとんど剥離され
ていることがわかりました。
実はGAが表皮細胞に存在する酸の受容体TRPV1に作用して細胞外信号伝達物質としてアデノシン三リン酸 (ATP)を遊離させます。
ATPはATP受容体を介して細胞の増殖や分化を調整することが知られており、この場合も表皮基底細胞の増殖を促進することがわかりました。
酸が皮膚を剥がすのではなく、酸受容体を介して皮膚を若返らせていたのです。おもしろいですね。
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「臭くない」体にするコツ
人間が発する臭いは隠れた病気の危険信号なんです。
中国医学の診察の基本は「望開問切」といいます。望診は、医師が肉眼で観察すること。
開診は、聴覚で観察し、また鼻で患者の分泌物や排漫物の臭いを観察すること。問診は、患者と問答することで、切診で初めて、医者は患者の体にふれ、脈や腹部などを診るのです。
この聞診のなかには「喫診」という診察方法が含まれています。
嗅覚で行う診察です。体の中から外に発する臭いをみるのです臭いと一口にいっても、汗など」の分泌物、便や尿などの排世物、鼻からの臭い、皮膚の臭いなど、さまざまです。
この喫診の結果が、診断の重要なデータのひとつなのですいくつか例を挙げてみましょう。
糖尿病の人は、血糖値が上がっているときは、口臭と体臭がひどくなり、甘酸のはい長いか、 リンゴが満ったような臭いがします。
40才以上の女性でオリモノがピンク色になって強烈な臭いを発する場合は、子宮ガンが疑われます。
慢性肝炎や肝機能が衰えているときは、口の中が苦くなり、強い口臭が出ます。
消化不良を起こすと、食べ物が胃の中に滞り、腐敗を始めます。その悪臭は経格に沿って口に上がり、 口臭になります(口腔の不衛生で起きることもあります)
このように体が発する臭いは “体内の変化を示す信号、つまり、健康状態をチエックする大切な判断材料となるのです。その理由を中国医学の立場からふれまし人間の体は大きく2つに分かれます。見える部分と、見えない部分です。
しかし、見えない部分も、実は見えるのです。なぜなら人間は、各内臓や体表の器官など、すべてが経絡でつながっているからです。
たとえば体の中で起こっていることも、経格に沿って、『臭い。として体表にあらわれるというわけです体の臭い、便臭などはうっとうしい悩みでしょう。
しかし、健康チェックの材料として、体の不調を見極め改善すれば、臭いの悩みの軽減に役立つことでしょう。