ケミカルビーリングの理論 あれこれ

剥がすといえばケミカルピーリングです。これは化学薬品(chemical :ケミカル)を使って、「剥ぐ」(peel)から来ています。

 

ケミカルビーリングの理論は、グリコール酸 (GA)等のピーリング剤が皮膚を表面から化
学的に溶かし、皮膚が自然に回復する力を利用して、皮膚の再生を促進し若返らせる方法です。


ケミカルビーリングは本当に皮膚を剥がしているのでしょうか?

 

三次元皮膚モデルやヒトの皮膚を使った研究では、GA施術直後に角層はほとんど剥離され

ていることがわかりました。

 

実はGAが表皮細胞に存在する酸の受容体TRPV1に作用して細胞外信号伝達物質としてアデノシン三リン酸 (ATP)を遊離させます。

ATPはATP受容体を介して細胞の増殖や分化を調整することが知られており、この場合も表皮基底細胞の増殖を促進することがわかりました。

酸が皮膚を剥がすのではなく、酸受容体を介して皮膚を若返らせていたのです。おもしろいですね。

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